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HOME SPECIAL 今日を愉しむモノゴト集め 休むも遊ぶもできる縦型の公園。銀座の最高ゆる遊び場「Ginza Sony Park」へ
休むも遊ぶもできる縦型の公園。銀座の最高ゆる遊び場「Ginza Sony Park」へ

VOL.130 休むも遊ぶもできる縦型の公園。銀座の最高ゆる遊び場「Ginza Sony Park」へ

ソニービルの建て替え期間中、実験的なプロジェクトを行いながら解体を続けてきた「Ginza Sony Park」がついに完成。建物の形をした公園として銀座の街に再度開かれた。音楽やアートを体験できる展示と、買い物や休憩の合間に立ち寄りたくなるオープンさや居心地の良さが魅力だ。

文:稲垣美緒(Harumari TOKYO)

東京に新たな魅力的なスポットが登場した。それが「Ginza Sony Park」。この場所は、従来のショッピングビルや美術館とは一味違い、建物そのものがまるで公園のように開放感を持ち、誰でも気軽に立ち寄れるユニークな遊び場だ。

そもそも「Ginza Sony Park」は、1966年に創業者のひとりである盛田昭夫氏によって作られ、2018年に解体となったソニーの自社ビルがあった場所にある。

2018年からは建て替えのための解体工事の状態を公開し、公園にするというプロジェクトが行われてきた。その後、解体・新築工事を再開し、この度改めてオープンという運びになったのだ。ここ数年のさまざまな展示が記憶に残っている人も多いだろう。

全面オープンにあたり、1階部分は大きく街に開かれ、座れる場所も増加。そのほとんどが無料で楽しめるということで、「公園」と位置付けられている。

人気アーティストによるアート展も

さらに、複数フロアでオープンと同時に始まった「Sony Park展 2025」では、音楽とアートが交差する新しい体験が広がっている。

VaundyやYOASOBI、羊文学といった人気アーティストの楽曲をテーマにしたインスタレーションは、視覚と聴覚を一度に楽しめる展示が特徴だ。空間に身を委ねることで、音楽と映像が一体となった新しい感覚を体験できる。従来の美術館や展示会では味わえない、遊び心満載の空間だ。楽曲を知らなくても楽しめる、心躍る展示はぜひ体感してほしい。(展示は事前予約制)

この展示期間中は、パーク内のあちらこちらで人気アーティスト・羊文学の歌詞の一部を見ることができる。ファンならずとも、その美しい日本語の羅列を探すのも楽しい。

グルメ好きも満足

「Ginza Sony Park」の地下には、展示を楽しんだ後に休憩できるダイニングスペースも完備されており、カフェや軽食を楽しむことができる。

1/2ずつメニューを楽しめるというユニークなコンセプトのカジュアルダイニング「Nibun no Ichi」には、「カツカツ交差点」「バオとフムスの地平線」などの個性的なメニューがずらり。また、パリの人気レストラン「MAISON」で活躍する渥美創太シェフの監修した一皿「Guest Chef Plate(鴨肉のハンバーグ/カキフライとタルタルソース)」がメニューにラインナップされているのも、グルメ好きなら見逃せないポイントだ。

昨今、休憩できるスポットの少なさや、無料で立ち寄れる場所、待ち合わせができるちょうどいい場所の少なさが指摘される東京だが、「Ginza Sony Park」はまさにそれを叶えてくれる場所といえる。

銀座の街並みを眺めつつ、未来的な展示や空間を楽しみ、のんびりとしたひとときを過ごす。どんな年代の人でもワクワクする体験を得られるだろう。ウォークマンやプレイステーションなど、“ワクワクするもの”を世に送り出してきたソニーのユニークネスが光るこの「Ginza Sony Park」。最高の遊び場として定番となるに違いない。

Ginza Sony Park
東京都中央区銀座5-3-1
https://www.sonypark.com/

Sony Park展 2025
https://www.sonypark.com/activity/001/