朝の気分が上がる。食パンが美味い店

焼き上げたトーストの香りは朝の寝覚めを最高にしてくれる。サクサク＆もっちりの食感は、1日の元気をくれる。東京ナビゲーターが教えてくれた都内の‘こだわり’食パンの店をご紹介。

PANYA ASHIYA TOKYO駒沢店

ヨガインストラクター・フクシママイさんが駒沢公園でトレーニングの帰りに立ち寄るという、食パン専門店「PANYA ASHIYA TOKYO」。白くて清潔、ガラス張り。パン屋らしからぬオシャレな店舗に並ぶのは、耳まで美味しい自慢の食パンたちだ。完全無添加で、15時間の低温長時間熟成。毎日丁寧に焼き上げられた食パンは、まさに最高級。「買ったその日はそのまま、翌日はトーストしていただきます。食べ方により風味が変わり、どの食べ方でもおいしく楽しめるので、いつもペロリと食べきってしまいます」（フクシマさん）。駒沢公園で心地よい時間を過ごす日は、ぜひ立ち寄って翌朝の気分も最高にしよう。

天然酵母パンの店 サンセリテ 北の小麦 世田谷店

埼玉県狭山市に本店のある、名店・サンセリテ。その支店が東急世田谷線・上町駅に居を構えたのは2016年のこと。十勝産小麦を中心にし、ホシノ天然酵母を使用するモチモチの「天熟食パン(R)」は、たちまち舌の肥えた東京人の心も奪う。グラフィックデザイナー・タキ加奈子さんもファンになったひとりである。「知人のホームパーティーでこちらの食パンを出していただき、一瞬で惚れました。トーストせずそのまま食べるのがオススメです」。

俺のBakery&Cafe 恵比寿

「男らしい食パン、ココにあり〼」。そんな風に喧伝したくなるのが、恵比寿ガーデンプレイスにある「俺のBakery&Cafe 恵比寿」だ。クオリティの高い飲食店を輩出することで知られる“俺の”系列で、食パン専門店とカフェが併設している。看板商品「銀座の食パン」は、“焼かずにそのまま推奨”の「香」と“焼いても美味しい”「夢」の2種類。パン職人・中島徹さんの“俺の”こだわりを堪能できる。ナビゲーターの鈴木誠さんは「一度友達が遊びに来たときに渡したら、奥様とお子様も喜んでくれた」とのこと。朝を彩る食パンをお土産に。そんな気が利く使い方もよさそうだ。

高級食パン専門店 あずき

名前と価格を目にして驚き、食して納得。いつもの朝に変化を加えたいあなたには、二子玉川の「あずき」がおすすめ。店名どおり、ここで提供されるのは小豆入り食パン。北海道産あずきと相性を追求してブレンドされた小麦粉のハーモニーは食通を唸らせる。「AZUKI食パン（1200円）がすごく美味しくて、初めて食べたときにやわらかくてもっちりしていてびっくりしました」（華道家・考甫さん）。1日目はそのまま、2日目はトーストと美味しい食べ方の推奨も。新しいのに懐かしい味わいを、朝から噛み締める贅沢な朝を過ごしてみては？

空と麦と

恵比寿から代官山方向へ徒歩５分。ゆるい坂道を路地裏へ入ると、ウッドテラスのようなお店「空と麦と」が右手に見える。「とにかく小麦へのこだわりを感じるパン屋さん」（白石亜希子/Harumari TOKYO編集部）で、厳選した国産小麦と自然栽培の小麦をブレンドして使用している。オーガニックなドライフルーツを用いるなど、厳選された原料から生まれる品々は絶品。「全粒粉、新麦の食パンなどひとくち噛むだけでも生地の深い味わいの虜に。さくらんぼが入ったベリーパンも美味」（同）。シンプルな食パンに飽きたらぜひ、このお店の奥深さを体感しよう。