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東京・夜こそ行きたいカフェ事情

飲みに行った帰りや時間つぶしでなく、敢えて、夜こそ、「カフェに行く」予定を入れたい。そんな魅力的なお店が東京に増殖中。さぁ、夜カフェしに、わざわざ、出かけましょう。

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屋外展望テラスで夜景をバックにお酒を。大人な夜カフェのお供は「東京駅丸の内駅舎」

HENRY GOOD SEVEN(ヘンリーグッドセブン)

フッと力を抜いてゆっくりとした時間を過ごしたい。でも静かすぎるところは切ない。そんなときは、夜の東京駅へと足を運ぶのも一興だ。日中に比べて人通りが少なく、車の走る音もちょうどいいBGMに。少しリッチな雰囲気が流れているのは、ライトアップされた東京駅のおかげだろうか。

東京駅が真正面に鎮座するロケーション

素敵な眺望を求めてか、丸ビルやKITTE、大丸などの商業施設の高層階レストランは多くの人たちで賑わっている。そのなかで、今日は新丸ビル7階にある「丸の内ハウス」というレストランフロアへ。ここは、フロア共有となる屋外展望テラスが利用でき、ライトアップされた東京駅丸の内駅舎を眺めながら、各店舗のテイクアウトメニューが味わえるのだ。

せっかくだから東京駅丸の内駅舎側のウッドテラスに席を取り、カフェレストラン「HENRY GOOD SEVEN(ヘンリーグッドセブン)」で、メニューを注文。ディナータイムとなる17時以降はテイクアウトメニューでのみオーダー可能なスペシャルメニューが登場。オリーブ盛りやトスカーナローストポテトといった前菜のほか、岩中豚のホームメイドハム、アンガス牛ステーキ&フリットなど、ライトミールからメインディッシュまで幅広い。

とくにオススメなのがタコとウニの冷製パスタ(1512円税込)。プリプリなタコとコクのあるウニが、さっぱり系スープにほどよく絡み、サラリと完食できる。爽やかな自然風とのコンビで、残暑の鬱陶しさも忘れられそう。「外で食べることを想定し、冷たいうちに食べられる絶妙なボリュームになっています」と、HENRY GOOD SEVEN店長の外山さん。

屋外で食べることを計算された特別メニュー

ドリンクはフォトジェニックな「(marunouchi)クーラー」(1080円税込)を。オレンジリキュールのコワントローにグレナデン・シロップ、スパークリングワインとオレンジジュースをミックスしたカクテルで、シチュエーションにハマる鮮やかなカラー&フレッシュさが魅力。「しつこさのない飲み心地に爽快な後味。女性でも美味しく飲める逸品です」(外山さん)。

フワフワやさしいかき氷でクールダウン

そして、かき氷 いちご(1458円税込)をデザートに。コンフィチュールのたくさん入った濃厚シロップが、フワフワ氷にたっぷり。ヒンヤリやわらかい口溶けでじっくりクールダウンすれば、帰り道だって涼しく過ごせるかも。
外山さん曰く「中にはプレミアムクリームが入っています。なかなかボリューミーですが後半はクリーミーになり、飽きずに食べられるはずです」とのこと。

品良く過ごせるムーディーな空気

メインの客層は会社帰りの3〜4人組だとか。とはいえ、落ち着いた大人のエリアだけに、ワイワイ騒ぐというより、しっとりのんびり過ごすのに向いている。テーブル席やベンチ、ミニテーブルなど、卓のバリエーションも豊富だから、グループからお一人様まで無理なく寛げる。

広々としたテラスは夜風も気持ちよく、よりビールやカクテルが美味しく飲めるムードに。「HENRY GOOD SEVEN」の限定メニューの多くはアルコールとのマッチングを考えて作られているそうなので、ぜひここはお酒を片手に楽しみたい。

都会の夜姿を見ながら、美味しい食事とお酒に舌鼓。東京駅すぐそばのフラッと立ち寄れる立地で、充実のリラックスタイムを過ごせるとなれば、訪れない理由はない。ライトアップされた東京駅丸の内駅舎は、なんだか東京で生活している者みんなの心の琴線に触れる。どこか切ない夜をカフェで嚙みしめよう。

取材・文:金井幸男
撮影:きくちよしみ