HOME WELL BEING 日々是エンタメ 狭小キッチンからコース料理! コンビニ飯が続く自分の、自炊モチベを復活!
狭小キッチンからコース料理! コンビニ飯が続く自分の、自炊モチベを復活!

VOL.30 狭小キッチンからコース料理! コンビニ飯が続く自分の、自炊モチベを復活!

「自炊がめんどくさい!」なんていって、コンビニやスーパーのお惣菜が続いて、ちょっと罪悪感…。今回はそんなおサボりさんの背中をやさしく押してくれる、一風変わった料理番組。これを観たら、また明日から料理をしたくなるはず。

パリのアパートでレストラン! 親近感がすごい料理番組

「フードライター兼料理人のレイチェル・クーが、パリの小さなアパルトメントで、1日1組限定の“パリで一番小さなレストラン”をやっている、という設定の料理番組です」(ぴんこ)

「まずとにかく、すべてがかわいい。レイチェルの見た目もかわいいし、すごくちっちゃなアパルトメントの屋根裏部屋で、一口しかコンロがないキッチンで…。火は毎回マッチでつけるような、そんなレトロ感もかわいい!」

イギリスのBBCが作った『レイチェルのパリの小さなキッチン』は、世界150カ国以上で放映された人気シリーズ番組。レシピカード付きのDVDがリリースされていて、VODも好評だ。なお、彼女のレシピ本は全英No.1ベストセラーになるなど、世界中で愛されている。

「その日に1組だけ来るお客さんに向けてレイチェルが料理を用意する、っていうのがコンテンツになっているんですが、この料理がさすが、本当にすごくて。とても狭いキッチンから、素晴らしい料理をたくさん生み出すんです。それも、レストランクオリティなんですが、頑張れば自分も真似できそうな絶妙な具合」

イギリス出身のレイチェルの料理はただのフレンチではなく、イギリス流の・・・というかレイチェル流の工夫にあふれている。作る過程もハッピーだし、彼女ならではのセンスが随所にあふれている。

「レイチェルはフランス料理をベースに、イギリスっ子らしいひねりや、センス抜群のワンポイントを効かせます。素敵な料理が魔法のように軽やかにできあがっていく姿は、不思議な感動を覚えます。映像の撮り方も本当にうっとり」

狭くても設備がなくても、おいしい料理は作れる!

「小さなキッチンでの調理工程もちゃんとストーリーに含まれていて、とてもリアル。本当に狭いなかでやっていて、たとえば調理中のお皿を置いておく場所がないから、電子レンジのフタを開けて置いたり、ジャマだからいったん冷蔵庫に入れておいたり。日本の料理番組でよくある『3時間寝かせたものがこちらです』なんていうのは絶対にやりません」

等身大のキッチンで普通に調理して、それでいて完成度の高いコース料理ができあがるのが、見ていてなんとも面白い。

「こんな作業スペースしかないのに、こんな調理ができるんだったら、『ウチのキッチン、狭くて料理できないんだよね』とか『ウチは一口のIHクッキングヒーターしかないし…』なんていう言い訳は通じない! って思わせてくれるんです(笑)」

レイチェルはフランス語もわからないまま単身パリに移住し、語学を学びながら、アルバイトで学費を稼ぎながら、ル・コルドン・ブルー(パリの料理の教育機関)で修業。そのかたわらで、レシピの試作のために自宅でレストランをオープンした。そんなストーリーも、サボりがちな心を勇気づけてくれる。

「レイチェルだって、あのキッチンで調理してるんです。それを観たら、どうしたって明日は料理がしたくなるはず!」

ちゃんとした環境じゃなくても、楽しく手際よく。レイチェルを見習えば、自分たちもまた自炊を楽しめそうだ。

取材・文:中山秀明
コンテンツセレクト:岡野ぴんこ

【レイチェルのパリの小さなキッチン DVDs & Recipe Cards】
150カ国以上で放送された大人気シリーズの第1弾。ロンドン出身のフードライター兼料理人、レイチェル・クーが、自宅の小さなキッチンを舞台に、パリジャンが家で作るような手軽でおいしいフランス料理を披露する。

撮影/David Loftus
『レイチェルのパリの小さなキッチン DVDs & Recipe Cards』
(世界文化社 刊行 より)