HOME WELL BEING 日々是エンタメ 恋愛テクって本当に効果的? 答えはウィル・スミス主演の王道ラブコメのなかに!
恋愛テクって本当に効果的? 答えはウィル・スミス主演の王道ラブコメのなかに!

VOL.31 恋愛テクって本当に効果的? 答えはウィル・スミス主演の王道ラブコメのなかに!

「こうすればモテる!」みたいな恋愛のノウハウは、書籍やネット記事、最近では動画でもたくさん出てくる。でも実践するのは疲れるし、本質的じゃない気がする……。それならウィル・スミス先生に、“究極の恋愛テクニック”を、身をもって教えてもらおう。

ウィル・スミス主演、期待に応えてくれる王道ラブコメ!

「ウィル・スミスが主演のちょっと前の映画なんですが、これ、いま観ても絶対に『大好き!』って言えるラブコメディーです」(ぴんこ)

2005年に公開された『最後の恋のはじめ方』は、VODやDVDでも人気の恋愛映画。洋題はウィル・スミスの役名をとって「HITCH(ヒッチ)」という。

「ウィル・スミス演じるヒッチの職業は、スゴ腕の恋愛アドバイザー。SNSがここまで流行っていない時代に、絶対に恋愛を成就させてくれる究極のアドバイザーとして、NYで噂になっています。何とか連絡先を入手できた人だけが依頼できるっていう、いわゆる会員制」
「そんななか、エヴァ・メンデス演じるNYでバリバリ活躍する新聞記者のサラが、『そんなうまい話は詐欺に決まってる! わたしが尻尾をつかんでやるわ!』という感じでヒッチを探しているんです」

©2005 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ひょんなことから、2人は出会う。

「実はヒッチは、人に恋愛テクニックをアドバイスすることはうまいんですが、いざ自分のことになるとすごい奥手なんです。昔こっぴどくフラれたトラウマがあって、心を閉ざしちゃってて……」
「気が強くてザ・アメリカ!という感じのサラと、スタイリッシュで軽妙なんだけど、自分が一番ダメなんだっていうのに気づいていくヒッチ。めちゃくちゃベタな流れもありつつ、そんな二人がくっついていく過程は、まさに大人向けのラブコメディーです」

©2005 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

王道なストーリーや映像作りは、ラブコメ好きの期待を裏切らない。

「すべてが『うんうん、そうでなくっちゃ!』っていう感じ。テンポの早い会話の応酬とか、いちど恋が終わったあと復活するとか、型にハマっているからこそ気持ちいい展開ってあるじゃないですか。まさにそれです!」

脇を固める俳優陣もかなり豪華で、全体的に安心して観ていられる。軽やかなテンポのストーリー展開も小気味良い。

「そもそもウィル・スミスがかっこいいし、NYでバリバリ活躍する美人ゴシップ記者と、話題の恋愛アドバイザー、そんな二人のライフスタイルも都会的。観たあとの底抜けの爽快感や幸福感もド安定。とにかく何も考えず、ラブコメを楽しみたい!っていうときにぴったりです」

※ネタバレ注意※ 究極の恋愛ワザは、自然体でいること!?

「この映画はですね、『恋愛テクニックって、何が本当なの?』っていう人に観てほしいんです。結局、恋愛は理論や技術じゃないんだ、ということが最終的にわかるので」

©2005 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ここからが、『最後の恋のはじめ方』の学びの部分。

「恋愛アドバイスをしていた人たちがカップルになれたのは、ヒッチが授けたノウハウを駆使したんじゃなくて、実はお互いの自然な行動が決め手でした。あと、いちど別れた主役の二人についても、ヒッチがやっぱりサラを失いたくないと思って、これまで人に教えてきた恋愛テクニックとはまったく逆のやり方で、ただただストレートに気持ちを全部言うんです。それがサラの心に響いて二人は結ばれる、そこもまさに究極のハッピーエンドなんです」

無数のテクニックのなかから、最後にヒッチが繰り出したのは、意外な一手だった。

©2005 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「だから、変に難しく考えて、恋愛のドツボにハマっちゃってる人にとっては、すごく救いになります。大人になって、自分が傷つかないように弱い部分を隠して生きているっていうのは誰にでもあります。でもこの映画を観ると、そういうのは取っ払って向き合っちゃった方が、いい結果につながるんだと素直に思えます。この映画は恋愛をテーマに人間関係が描かれていますが、実際は恋愛でも友情でも仕事関係でも、そういう側面は必ずありますよね」

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どんなことも、素直にまっすぐブチ当たるのが正攻法だったりする。映画だって、いろいろと余計に練らなくてもいいのだ。

「とにかく、何にも考えずに楽しませてくれるエンターテインメント映画って感じです。最近、なんやかんや考えさせられるような小難しい映画が多いので(笑)。まさに土曜日の午後、家にいる時に観るラブコメとしては100点満点です!」

ウィル・スミスのキャラクターや、安定感のあるストーリーを心の底から楽しんでいるうちに、小賢しい恋愛理論なんてものは、きれいさっぱり忘れてしまいそうだ。

 

取材・文:中山秀明
コンテンツセレクト:岡野ぴんこ