HOME WELL BEING HOKKAIDO(北海道の旅の今) 北海道の食も自然もおこもりで満喫。人気ホテルの最新サービスが新しい
北海道の食も自然もおこもりで満喫。人気ホテルの最新サービスが新しい

北海道の食も自然もおこもりで満喫。人気ホテルの最新サービスが新しい

7月下旬よりGoToトラベルキャンペーンが始まった。北海道や札幌市も観光産業支援のキャンペーンを始め、道内を旅行する道民が増えたが、北海道の中心都市である札幌市の現状はどうなのだろうか?札幌市を代表する老舗ホテル「札幌グランドホテル」の現在の様子を取材した。

取材に訪れたのは2020年8月19日の午後4:00頃。ちょうど、フロントではキャリーケースを引いた女性の一人客がチェックインをしているところだった。フロントにはパネルが設置されており、飛沫感染の予防がされていた。

今、札幌グランドホテルは、さまざまな「安心・安全への取り組み」を行っている。ホテルの全エントランスにスタッフを配置し、入館時の手指消毒の案内、マスク着用の確認のほか、非接触型の体温計での検温を実施している。

来館者へは「マスクの着用、検温、手指の消毒、パネル越しの対応、ソーシャルディスタンス」を依頼し、スタッフは「各所の利用毎の消毒、定期的な換気、健康・衛生管理」を徹底している。チェックイン中の女性も、しっかりとマスクを着用していた。

ロビー床には前後の間隔をあけるときの目安となる目印が貼られていた。エレベーターは搭乗人数を制限し、客室までの移動経路にはいつでも手指の消毒ができるよう、各所に手指消毒用アルコール液が設置されていた。かなり徹底した対策をしていると感じられた。

緊急事態宣言下の自粛期間から現在までのホテルの利用状況について、ホテルの担当スタッフに話を聞いた。
「海外からのお客様のご利用は、ほぼありません。国内のお客様については、自粛明けにビジネス利用のゲストが一時的に増加しましたが、東京の感染者数増加に伴い、最近は減少しています」

感染者数が百人単位で増加した関東や関西の状況を受け、ビジネスであっても来道を控える人が多い中、どさんこの北海道旅行が力となっている状況だという。

「今は、北海道や札幌市が独自に行っているキャンペーンを利用した、札幌市内や北海道内からのゲストが多いです。GoToトラベルキャンペーンについては、当ホテルではこれから対応するご宿泊プランの販売を開始予定なので、影響はまだ未知数です。ホテルとしては、社会の状況や行政の動きを注意深く見ながら、お客様に安心して滞在いただけるよう、状況に応じ工夫をしていきたいと考えています」

その言葉通り、すでにホテルではニーズを捉えたサービスの充実を図っている。

「滞在中、外食などでの外出を控えるお客様がこれまでに比べ増えています。館内レストランはもともと、地産地消を心がけているので、ご利用いただくことでホテル内でも北海道の味をお楽しみいただくことができます。ルームサービスやレストランなどのご案内を、今まで以上に丁寧に行っていきたいと思います」

実はこのホテルでは、2020年4月に “北海道の自然と寛ぎ”をテーマとした「プレミアキングダブルルーム」が登場。インテリアには天然無垢材を使用し、北海道の自然を表現して織られた染織工芸品「優佳良織(ゆうからおり)」を室内に飾るなど、ホテルにいながら北海道の風土を感じることができる工夫がなされている。こうした客室を利用することで、外出を控えながらも、北海道らしさに包まれながら過ごすことができる。

ステイ利用ではない方へ向けて、オンラインショップやレストランのメニューのテイクアウトにも力を入れるなど、さまざまな角度から利用者のことを考えたサービスを提供している札幌グランドホテル。「外出」することへの感覚が、人により大きく異なるwithコロナ時代。個々のニーズに応える対応を、北海道のホテルは日々進めている。(2020年8月19日撮影)