HOME WELL BEING HOKKAIDO(北海道の旅の今) できることはすべてやる。観光大使・青山千景さんが語る北海道観光の今とこれから
できることはすべてやる。観光大使・青山千景さんが語る北海道観光の今とこれから

できることはすべてやる。観光大使・青山千景さんが語る北海道観光の今とこれから

2020年2月28日、全国に先駆けて新型コロナウイルスに関する「緊急事態」を宣言した北海道。大きなインパクトから5カ月、北海道はどのような状況なのか。北海道で暮らし続け、その魅力を発信し続けている北海道観光大使・青山千景さんにお話を伺った。

2007年度ミスさっぽろに選ばれ、地元メディアへの出演やイベントの司会など、多方面で活躍し続けている青山さん。2017年からは北海道観光大使として精力的に北海道のPR活動に励んできた。だからこそ、「コロナショック」の大きさは強く感じたという。

「北海道は国内外から観光客が訪れる人気観光地。だからこそ、影響はとてつもなく大きいものでした。自粛期間中は街から人の姿が消え、本当に寂しかった。イベントなども多くが中止となりました。仕方がないこととはいえ、本当に残念としかいいようがありません」

ただ、現在、状況はかなり落ち着いてきているという。甚大な影響を受けたからこそ、感染リスクを抑えながら日常を送る、「withコロナ」スタイルへの対応がいち早く進んだのでは。そう、青山さんは感じている。

「飲食店や観光施設など、多くの方が足を運ぶスポットほど、『安心してお越しいただけるよう、自分たちができることはすべてやる!』という強い思いを持っています。すすきのでは、換気をしっかり行うために各店が一斉に扇風機を買ったので、一時期、周辺の電器店から扇風機が姿を消した、なんてこともあったとか。ゴルフ場のような屋外施設でも利用者の体温計測を徹底していたり、皆さん、こちらが考える以上に気を張ってらっしゃいますね。私も最近、知人のお店などに様子伺いに行くことが増えてきましたが、いつも安心してご飯やお酒を楽しむことができています」

また、街をゆく人々の行動にも変化が見られているという。

「どこにいっても、皆さん、マスクをして消毒液があればこまめに利用して……と、感染リスクを下げる行動を自然に取っているのが印象的です。撮影などで観光地へ行く機会も多いのですが、旅先でも周囲と一定の距離を取るよう、心がけている人をよく見かけます」

地元に暮らす人から見ると、北海道は十分、安心して過ごせる場所になりつつある。とはいえ、まだ以前のように気軽に旅を楽しめるような状況ではないことも、青山さんは理解している。

「そこで、北海道の写真をInstagramに投稿いただく「リモ旅北海道」というプロジェクトを始めました。今は、写真を見ながらリモートで北海道旅行を楽しんでもらえたら。そして徐々に『リアル旅』に戻っていっていただけたら……と願っています」

7月からの北海道はいよいよ夏本番、お出かけ日和が続く。また、食道楽にはたまらない時季でもある。

「今の時期なら、アスパラや、積丹のウニ……どんどんおすすめしたい食べ物が出てきます。景色も最高ですよ!富良野のラベンダーに、稚内のホタテの貝殻を敷き詰めた白い道……。イベントも、少しずつ開催の見込みが出てきたものもあり、うれしく思っています。私は、北海道の全179市町村に足を運んだことがありますが、そのすべての場所にそこにしかない魅力があります。風や香りを感じることができるのは、リアルな旅ならではの醍醐味。どうぞ、その喜びをまた体験しにきてください。お待ちしています」

感染状況が再び逼迫する状況ではあるけれど、ニューノーマルな生活スタイルとともに少しずつ、しかし確実に、北海道は「日常」を取り戻しつつある。気を引き締め、でも気持ちは明るく。これからも、世界に名だたる観光地としての自負を持って、北海道は前へ進んでいって欲しい。(2020年7月7日 撮影)

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プロフィール
青山千景
札幌市出身。2007年度ミスさっぽろ。2014年より札幌観光協会認定観光応援コンシェルジュ、2017年より北海道認定北海道観光大使。テレビ北海道(TVh)「旅コミ北海道」ほか数々のテレビ・ラジオに出演、イベントMCなどでも活躍。北海道観光推進プロジェクト「リモ旅北海道」(https://remotabi-hokkaido.com/)実行委員長。