洗練された缶のデザインと、奥多摩の自然の中で生まれる個性的な味わい。クラフトビール好きに愛される「VERTERE(バテレ)」が、永福町で楽しめることをご存じだろうか。グルメ好きの間で注目が集まるこの街に、新たなビールスポットが加わった。
VERTEREは、2016年に奥多摩で誕生したクラフトビールブルワリーだ。IPAやセゾンをはじめとする多彩なスタイルのビールを展開しながらも、どれも独自の個性を持っている。ハーブやフルーツを取り入れた軽やかな味わいのものから、しっかりとした苦味が際立つIPAまで、ラインナップは豊富だ。
また、VERTEREのビールは、その味わいだけでなく、洗練された缶のデザインでも知られている。白を基調としたミニマルなラベルに、繊細なタイポグラフィが施されたデザインは、ビールファンだけでなく、デザインに敏感な人々の目にも留まる。都内のビアバーやセレクトショップ、クラフトビール専門店などで見かけることが多く、「気になっていたけれど、まだ飲んだことがない」という人も少なくないだろう。
そんなVERTEREのビールを気軽に味わえるタップルームが、実は昨年末、永福町にオープンしたのだ。
ここ数年、永福町はグルメ好きの間で注目を集めるエリアになりつつある。老舗の名店に加え、感度の高いレストランやカフェが続々とオープンし、こだわりの食を楽しむ人々が集まる街へと変化してきた。「永福食堂」や「中華可菜飯店」などは予約が取りづらい店として話題。気になっている人も多いだろう。
そんな永福町の駅近くに位置するVERTEREのタップルームは、都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着いた空間だ。白を基調としたシンプルなインテリアに、差し込む自然光が心地よい。立ち飲みできるコの字カウンターのみのこじんまりとしたスペースだが、カフェのような雰囲気でリラックスしながらビールを楽しむのに最適な環境が整っている。完全キャッシュレスでの利用というのもカジュアルで今っぽい雰囲気。人がたくさんいて混んできても、不快感がないのも素晴らしい。
店内には、VERTEREのビールが常時10種類ほど並ぶ。定番のPale AleやIPAに加え、季節限定のビールやここでしか飲めない特別な銘柄が提供されることも。訪れるたびに新しい一杯と出会えるのが嬉しいポイントだ。
さらに、永福町のタップルームでは、ビールとのペアリングを考えたフードメニューも充実している。近隣のベーカリーやデリとコラボレーションしたメニューも展開。ビールと食の組み合わせを楽しむ、まさに“飲む”だけではない体験が待っている。おつまみから近隣の飲食店を知ることができるのも嬉しい。
仕事帰りに立ち寄るもよし、レストランの予約時間の前にここで待ち合わせするもよし。休日にじっくり味わうもよし。最近注目のグルメエリア・永福町を散策しつつ、ここでしか飲めない一杯を楽しもう。
VERTERE Eifuku Taproom
東京都杉並区永福1丁目44-8 中根ビル1F
Instagram @vertere_eifuku