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東京・夜こそ行きたいカフェ事情

飲みに行った帰りや時間つぶしでなく、敢えて、夜こそ、「カフェに行く」予定を入れたい。そんな魅力的なお店が東京に増殖中。さぁ、夜カフェしに、わざわざ、出かけましょう。

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1時間限定 夜カフェ「BISTRO MARX」で夜の銀座をカジュアルに

BISTRO MARX(ビストロ マルクス)

世界中の一流グルメやブランドが集まり、その響きだけで贅沢な気分にさせてくれる街、銀座。カジュアルに過ごしたい夜は、星付きパティシエのパフェを求めて夜カフェへ。BISTRO MARXは、この街の夜を少し身近にしてくれる。

ハイブランドのショップや高級レストランが多くが立ち並ぶ銀座は、いくつになっても憧れの街。日が暮れるにつれ、再開発でできた新しいランドマークが煌びやかな夜景を生み出す。外国人観光客で溢れかえる昼間から一転、ビルのライトアップに合わせるかのように着物姿のママや幸せそうなカップルが集まりはじめ、銀座の夜を華やかに彩っていく。

銀座のディナーと言えばカウンターの高級店やフルコースの名店が多く、なんだかハレの日のためのようなイメージが強い。でも、ときどきでいいから、銀座の美しい夜景を眺めて充電できたら、仕事も家事ももう少し頑張れるのに。そんな時に嬉しいのは「夜カフェ」。

銀座4丁目交差点の一角・ランドマークである和光の時計塔の正面に建つ、GINZA PLACEの7階。エレベーターを降りるとサッと出迎えてくれる制服姿のウエイターは、まさに高級フレンチの装いだ。それもそのはず、BISTRO MARXはフランス2つ星シェフ・ティエリーマルクス氏が監修するビストロ。コース料理からアラカルトまで一流シェフの味をカジュアルに楽しめるこの店は、記念日のディナーためにもぜひチェックしておきたいビストロのひとつ。

実はBISTRO MARXは20:30から21:30までの1時間だけ、夜カフェに変身する。たった1時間のためだけに、数々の都内星付きフレンチレストランにてシェフパティシエを務めてきた江藤シェフがとっておきのパフェを用意してくれる、この街ならではの特別なカフェ。

高級クラブやレストランはたくさんあっても、夜にゆっくりとスイーツを楽しめる場所がない銀座。せっかくの憧れの街、せっかくこんなに美しい夜景があるのに——。「夜の銀座で、おいしいスイーツを堪能したい」。そんなわがままな願いを、BISTRO MARXが叶えてくれた。一流レストランに一流パティシエのスイーツを食べに行く。銀座の夜の新しい楽しみ方だ。

国産グレープフルーツのパフェ- 高知県・白木果樹園 -(2,376円 税込・別途サービス料)

 

季節ごとに変わるBISTRO MARXのパフェ。夜=シメのパフェとして「GINZA4丁目(シメ)パフェ」と名付けられ、旬のフレッシュフルーツをふんだんに使い爽やかな味わいに仕上げられる。もちろん、最高の技術と食材を惜しげもなく盛り込んで。

まるで銀座の夜景を閉じ込めたように、キラキラと輝くパフェ。冬のひと品には、香り高いバニラのブラマンジェ、白ワインのジュレ、マスカルポーネチーズを贅沢に使ったクリームを重ね、その上を瑞々しい高知県白木果樹園のグレープフルーツが彩る。グレープフルーツは亜熱帯地域が原産。国産のグレープフルーツなんて貴重なもの、めったに出会えるものじゃない。

クープ・オ・ヴァニーユ、ラムレーズンのアイス (1,728円 税込・別途サービス料)

 

ひとりで2つ食べてもいいし、友達や彼氏と一緒に2つ、3つをシェアすれば、星付きパティシエのさまざまな味を楽しむことができる。BISTRO MARX自家製ブリオッシュで作る温かいフレンチトーストに、しっかりとラム酒がきいたアイスクリームとほろ苦い林檎のコンポートを添えた大人のためのパフェは、温度や味の感じ方の変化も楽しみながら。真っ白な制服で身を包んだウエイターにメープルシロップをかけてもらう、ちょっとしたセレブ感も、銀座の夜カフェならでは。

かしこまったりドレスアップしたりしなくてもいい。季節の移ろいに合わせて変わる一流のパフェをめがけて、1時間だけ、夜景の見える銀座の夜カフェへ。この街がちょっとだけ身近に感じられる。

 

取材・文 :RIN

撮影 : きくちよしみ