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お酒の飲み方、デジタルツールが管理する時代。えっ、どうやって?

VOL.5 お酒の飲み方、デジタルツールが管理する時代。えっ、どうやって?

お酒のキャパはお酒の味を知ってからじゃないとわからない…なんてもう古い。アルコール管理ガジェットなるものが、あらゆる人の飲み方をサポートしてくれる。クラウドファンディングで大反響を得たガジェットを紹介しよう。

飲み過ぎて翌日調子が出ない。昨日のできごとを覚えていない。とまあ、まったく受け付けない人以外は、お酒の失敗が「ない」という人の方が少ないだろう。デジタル全盛のこのご時世、あらゆるものをスマートに管理できる時代において、人の体のなんと融通の利かないことか。

そんな思いを反映してか、クラウドファンディングで目標150万円のところ、達成率1537%を超えるビッグプロジェクトとなったツールがある。学習型IoTアルコールガジェットTISPYだ。

お酒の量を“見える化”することで、予想以上の反響が!

このツールは、呼気からアルコール含有量を計るチェッカー機能を有し、飲酒中に随時チェックすることでデータをWi-Fiが搭載されたSDカードにより接続したwebアプリに蓄積する。使うほどにユーザーの指向を学習しパーソナライズされ、「今日はペースが速いよ」「そろそろ水を飲んだ方が良いよ」などのアドバイスが表示され、アルコールのセルフケアができるというわけ。

「若い方であれば急性アルコール中毒にならないような飲み方をアドバイスしてくれますよ。また、飲酒歴の長いベテランの方であれば、二日酔いを少しでも減らすことに役立てることができます。同時に、酔い覚め時間がわかることにより、翌日のパフォーマンスに影響が出ないような飲み方を勧めてくれるのです」

こう教えてくれたのが、開発・販売を手掛ける株式会社スタッフの本家さん。先述のクラウドファンディングの逸話でわかるように、その反響は予想以上だったとか。

「『こんな製品を待っていました』とか、『酔い具合を定量的に判断できるアイテムがほしかった』『二日酔いに困っていたので早速使いたい』など、お酒にお困りの方がたくさんいらっしゃることがわかりました(笑)。また『数値での見える化は、飲み過ぎによる失敗や失態を防げそう』など、多くのニーズがあることがわかったのです」

実は東芝が断念した商品。いかにして世に出たのか?

とはいえ、その開発は困難を極めたという。このTISPY、実は東芝の社内スタートアップが発端。だが、大手企業ならではの管理部門の多さや小ロット生産体制の難しさなどから断念した企画だったらしい。そこでデジタル製品の開発設計を行うスタッフと共同開発することで、開発がリスタートした。

「各種設計と試作、量産、組立、品質保証、販売まで弊社が対応しました。特に苦労したのがソフトとハードの融合です。デザインを踏襲した使い方やアルゴリズムの決定において、試作を何度もおこない、開発チーム全体で検証を実施しました」

そのデザインとは、ウィスキーボトルをイメージしたこの形状。胸ポケットに入るサイズとし、机においてもオシャレなデザインを意識したとか。

「お話をいただいてから半年ほどで製品化というスピード感のプロジェクトでした。そんななか、クラウドファンディングを利用することもはじめて、オープンイノベーションもはじめてと、すべてが手探り状態から始まったんです」

だが世間の評価を受け、実を結んだこのガジェット、夏には改良を加えたVer.2の発売を予定しているとか。

お酒の席での“転ばぬ先の杖”としてのみならず、お酒が好きな人へのプレゼントや帰宅する言い訳にも使えそうだ。あるいは、お酒の席での話の“掴み”にもどうだろうか。

MORE INFO:

TISPY

エリア: 注目商品・サービス
公式WEB: http://www.rd-stuff.com/tispy.html