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HOME SPECIAL 今日を愉しむモノゴト 東京の動物園を探求する。アカデミックに愉しむ4つの視点
東京の動物園を探求する。アカデミックに愉しむ4つの視点

VOL.18 東京の動物園を探求する。アカデミックに愉しむ4つの視点

東京にはいくつも有名な動物園がある。誰もが一度は訪れ、かわいい動物たちに癒された経験があるだろう。しかし、「かわいい」に留まらないアカデミックなおもしろさこそ動物園の本領だ。今日はいつもとすこし視点を変えて、知的に東京の動物園を愉しむ方法をご紹介しよう。

目次

    写真提供:(公財)東京動物園協会
    ※2021年7月現在、各施設は予約入場制となっております。詳細は公式サイトをご確認ください。

    ①【東京恩賜上野動物園】「世界三大珍獣」を深掘りする

    東京恩賜上野動物園といえば、やはりジャイアントパンダ。さらにオカピとコビトカバを加えて、「世界三大珍獣」と呼ばれているのはご存じだろうか。上野動物園は、そんな珍獣たちの生きた姿を一挙に観られる日本で唯一の場所だ。いずれもここ150年のあいだに新種と認められ、乱獲や生息地の環境破壊によって絶滅危惧種に指定されている希少な生き物。独自の進化を遂げたユーモラスな姿やそのサイズ感、息遣いを目に焼きつけながら、よく観察して彼らの生態を深掘りしよう。

    恩賜上野動物園
    〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
    公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

    ②【多摩動物公園】丘陵地形を活かした“見せ方”に注目する

    日野市にある多摩動物公園は、52.3haの広大な敷地が特色。東京ドーム11個分におよぶ面積は、ディズニーランドよりも広い。そんな多摩動物公園では、丘陵地形を活かした立体的な展示に注目してほしい。生き物そのものだけでなく、地形や植栽で工夫された“見せ方”を鑑賞するのも動物園のおもしろさだ。
    たとえば2013年にオープンした「アジアの平原」エリアでは、坂道の高低差を利用してモウコノウマとタイリクオオカミを展示。まるでふたつの群れが一体化しているように見え、周囲の植樹も相まって、2種の生息地を覗き込むように景観がデザインされている。

    多摩動物公園
    〒191-0042 東京都日野市程久保7-1-1
    公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

    ③【井の頭自然文化園】アジアゾウのはな子の歩みを知る

    吉祥寺駅から徒歩約10分の井の頭自然文化園。ニホンリスやモルモットなど、身近な生き物に大接近できるのも魅力だが、ぜひ訪れてほしいのはアジアゾウのはな子が暮らしたゾウ舎。2016年に69歳で亡くなったはな子にはもう会うことはできないが、そこは彼女の歩みをのこした資料館になっており、今も多くの人が訪れる。はな子は、戦後日本の子どもたちを励ますために2歳でタイから来日したアジアゾウだ。その生涯を知ることで、日本の復興や動物園の長い歴史を垣間見ることができる。当時の写真や飼育記録は、非常に貴重な資料だ。

    井の頭自然文化園
    〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6
    公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/

    ④【おまけ】もうひとつの動物園?「TOKYO Zoo Shop」のこだわりにうなる

    かわいくてアカデミックなぬいぐるみたち(東京動物園協会オリジナル商品)

    東京の動物園を知的に愉しむなら、実はもうひとつ注目してほしいのがギフトショップ。 都立動物園オリジナルのぬいぐるみは、細部までこだわりがすごいのだ。それこそ「かわいい」だけじゃない、動物の特徴を学ぶのにぴったりのアカデミックなアイテムになっている。

    左がアジアゾウ、右がアフリカゾウ

    たとえばアジアゾウとアフリカゾウの違いを見比べてみよう。ボディラインや耳の大きさが違うのがわかるが、さらに注目してほしいのは足のツメの数。アジアゾウは前足に5つ、後ろ足に4つのツメがあり、対してアフリカゾウは前足に4つ、後ろ足に3つと1つずつ数が少ないのだ。細かいところまでしっかりと2種の違いが表現され、特徴を学ぶことができる。

    足のツメの数に注目!

    続いては、6月末に新たに双子の赤ちゃんが誕生したジャイアントパンダのぬいぐるみを紹介したい。シャンシャンの2日齢、10日齢、20日齢の頃をモデルにした「ほんとの大きさパンダの仔」シリーズが大変興味深い。見た目や大きさはもちろん、重さも実物を表現。生まれたてはこんなに小さいのかと驚き、短期間でずしりと重みを増していく、成長の早さに心が震える。赤ちゃんパンダの健やかな成長を願いながら愛でたい。
    このシリーズの売上はパンダドネーションに寄付され、購入することで売り上げの一部がジャイアントパンダの保護活動に役立つのもポイントだ。

    左から2日齢(147g)、10日齢(284g)、20日齢(608g)
    てのひらに乗るほどちいさな2日齢
    だんだんと白黒模様が濃くなっていく

    最後に筆者の一押しはタスマニアデビル。ずんぐりした体形の再現もさることながら、特徴的なお尻の白いライン、耳の透け感が本物そっくり。ぬいぐるみの特徴をおさえて、ぜひ生きた姿と見比べてほしい。

    Tokyo Zoo Shop
    公式サイト:https://www.tokyo-zoo-shop.jp/