これはストレス発散なのか、それとも本当に欲しいのか。分からないけど、ネットで衝動買いをたくさんしてしまうことがある。そんなときは、わずか一代にして大人気通販サイトを作りあげた女性の波乱万丈ストーリーで、気を引き締めるキッカケを。
「なぜか夜中にネット通販でめっちゃ買い物しちゃうときって、あるじゃないですか。Amazonとかのボタンをポチポチ押しちゃったりして」(ぴんこ)
「そういうときに『ちょっと待って!』って自分に言い聞かせながら観てほしいのが、このドラマです」
今回紹介するのは、Netflixで配信中の「Girlboss(ガールボス)」。実在するファッション通販サイト「Nasty Gal(ナスティ・ギャル)」を立ち上げたソフィア・アモルーソの、破天荒なサクセス・ストーリーを描いたドラマだ。
「ソフィアが実際に『ナスティ・ギャル』を作ったときの話は書籍化されていて、日本でもベストセラーになりました。このドラマは、その自伝がベースになっています」
日本では「ガールボス」は、“アメリカ版ビリギャル”とも称されている。
「まさに現代のシンデレラストーリー! 万引きをしてたような不良のギャルが、世界中で大人気の100億円企業の経営者に! というストーリーです」
「最初ソフィアは、古着屋でプレミアがついた服を値切って2,000円で買って、eBayで10万円で売ったりと、アコギなことでもいいからとにかく商売をする、って感じでスタート。そこからいろいろ壁にぶつかりながら小さなオンラインショップを始めて、どんどん規模が大きくなっていきます」
「これが実際の話だから面白いのと、ソフィアがぜんぜん優秀じゃない、っていうのがいいんですよ。大失敗してダメダメなこともあるんだけど、負けん気の強さでビッグチャンスに変えるところが、とにかく痛快! なんか応援したくなっちゃいます」
「ソフィアは実在する人物だから、ドラマにもいい意味でリアリティがあります。ネットで調べればいろいろ出てくるので、『この人の話なのか~』なんて比べながら観るのも面白いですね」
「ちなみに私はソフィアのインスタをフォロー中。彼女自身もすごい人気で、ファッションサイト創設者だけあって、ふだんの洋服もオシャレ! ドラマがきっかけでハッシュタグも盛り上がっていて、『#GIRLBOSS』の投稿数もすごいですよ!」
さらに気になった人は、書籍を読んでみよう。ドラマから始まって本人のインスタを覗いたり、実際のサイトを見たりと、いろいろな視点で楽しめるのもオススメポイントだ。
「ソフィアは、ビジネスなんて知らないのに“服が好き”の気持ちひとつでとにかく突っ走って、気付いたらこんな大きなビジネスに!という感じの人。だから本の内容も、ぜんぜんカタくなくて、難しい感じはありません」
「いま流行りの自己啓発本とかビジネス書みたいに、うるさい理論をこねくり回してないし、彼女はほかの人も自分と同じように行動するべきとは思っていません。そんな自然体なスタンスも共感できるポイントかな」
「女の子だからってバカにされる場面があっても、タイトルどおり『私がボスなんだから!』っていう強気な態度で生きていきたいですね!」
「ということで、ネット通販で散財しちゃう前に、そのサイトを作った人の話を観ながら、ちょっと時間をおいて考えてみましょう」
自分が本当にやりたいことって、買い物だっけ? と思いとどまるもよし。この衝動がホンモノであることを再確認して、購入ボタンを押すもよし。どっちに転んでも気にしないで、あなたがボスなんだから。
取材・文:中山秀明
コンテンツセレクト:岡野ぴんこ
【ガールボス】
ファッション通販サイト「ナスティ・ギャル」の創設者ソフィア・アモルーソの自叙伝を、コメディタッチでドラマ化。お金も学歴もない不良少女が、ネットビジネスを立ち上げて経営者として成功するまでを描く。
Netflixオリジナルシリーズ「ガールボス」独占配信中
https://www.netflix.com/jp/title/80115671
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公式WEB: | https://www.netflix.com/jp/title/80115671 |
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