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2019.8.14

日本初の大規模個展開催。カミーユ・アンロの感性に触れる

カミーユ・アンロ個展

フランスで生まれ、いま最も注目の現代アーティストのひとりであるカミーユ・アンロ。日本では初となる彼女の大規模個展が東京オペラシティ アートギャラリーにて10月16日(水)より開催される。

日本での開催だからこそ生まれた作品も

1978年生まれのカミーユ・アンロは、映像、彫刻、ドローイング、インスタレーションなどさまざまなメディアを駆使して表現する現代アーティストである。2013年には映像作品《偉大なる疲労》で現代美術の国際美術展覧会「ヴェネチア・ビエンナーレ」(第55回)にて銀獅子賞を受賞。2017年にはパリ16区にある美術館「パレ・ド・トーキョー」にて、全館を使った “carte blanche”(全権委任・自由裁量)の個展開催の権利を与えられた史上3人目の作家となるなど、フランス国内外で現代美術家として注目を集めている。

《青い狐》The Pale Fox 2014
パレ・ド・トーキョーでの展示風景(2017)
installation view at Palais de Tokyo (2017)
photo: Zachary Tyler Newton / courtesy the artist and kamel mennour (Paris/London) Metro Pictures (New York) Galerie König (Berlin) © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2019

日本でも数多くのファンを持つ彼女の作品が、この秋に大集結。10月16日(水)〜12月15日(日)、初台の「東京オペラシティ アートギャラリー」にて開催されるこの個展「蛇を踏む」は、日本では初のカミーユ・アンロ大規模個展だ。

〈革命家でありながら、花を愛することは可能か〉Is it possible to be a revolutionary and like flowers?
2011-
ギャラリー・カメル・メヌールでの展示風景(2012)
installation view at galerie kamel mennour (2012)
photo: Fabrice Seixas / courtesy the artist and kamel mennour (Paris/London) Metro Pictures (New York) Galerie König (Berlin) © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2019
《どれにしよう》How Do You Feel 2018 ink on paper
courtesy the artist and kamel mennour (Paris/London) Metro Pictures (New York) Galerie König (Berlin) © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2019

本展では、カミーユ・アンロのこれまでと現在を知ることができる作品を総合的に展示。彼女が日本のいけばなに触発され、2011年から制作し続けているシリーズ「革命家でありながら、花を愛することは可能か?」では、自由で前衛的な流派として知られる草月流の全面的な協力を得て会場で作品を制作するという日本ならではの試みを行う。

インプットの質を上げることが、よりよいアウトプットにつながるはずだ。仕事に行き詰まったり、いいアイデアが湧かないときは、何かのヒントを探るために、超一流アーティストであるカミーユ・アンロの作品群を観に行ってみてはいかがだろうか。