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2019.9.14

機能美を追求した北欧デザイン。巨匠カイ・フランク、日本初大規模展が開催

カイ・フランク展

フィンランドの巨匠デザイナー、カイ・フランクの作品約300点が集う、日本初の大規模展覧会が、9月21日(土)〜12月25日(水)に神奈川県立近代美術館 葉山にて開催される。

本当に必要なものを突き詰めて生まれる機能美

シンプルでありながら温かみのあるテイストが人気の北欧デザイン。なかでもフィンランドは、日本でも親しまれている有名デザイナーを多数輩出してきた場所だ。

どの時代、どの国においても愛される、普遍的で美しいカイ・フランクのデザイン(左から)《2744-12 cl》《2746》《2718 ja》《27449 cl》 コップ 吹きガラス/ヌータヤルヴィ・ガラス製作所/タウノ&リーサ・タルナ・コレクション photo by ©Rauno Träskelin

デザイン界に多大なる影響を与えたデザイナー、カイ・フランクもそのひとり。フィンランド農民の古い文化や工芸品を手本としたシンプルな機能美で知られるカイ・フランクは「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれている。彼が日常生活において「本当に必要なもの」として機能性を重視したデザインは、20世紀のデザイン界において数多くの革新をもたらしているのだ。

9月21日(土)より、神奈川県立近代美術館 葉山にて開催される本展は、カイ・フランクの幾何学的造形に着目した国際巡回展のひとつだ。

《2190》調味料入れセット・チークトレイ付 1953–63年/吹きガラス/ヌータヤルヴィ・ガラス製作所/タウノ&リーサ・タルナ・コレクションphoto by ©Rauno Träskelin

展示作品は約300点。フィンランド唯一の公立ガラス研究機関であるフィンランド・ガラス博物館と、カイ・フランクと親交が深かったデザイナー、タウノ・タルナ氏が、カイ・フランク本人から直接入手した多くのプロダクトを収蔵しているタウノ&リーサ・タルナ・コレクションから構成。

《クレムリン・ベルKF500/1500》1957–68(1957)年/吹きガラス/ヌータヤルヴィ・ガラス製作所/タウノ&リーサ・タルナ・コレクションphoto by ©Rauno Träskelin

日本の美術館では初の個展となる本展では、ロングセラーとしてよく知られるプロダクトが展示されるほか、カイ・フランク自らが撮影した写真を展示。1950年代に彼が来日した際に撮影した日本の風景や市井の人々などの写真も紹介する。

日常的な暮らしの中から生まれる機能美。それを追求したカイ・フランクの作品たちはいつの時代も愛される、本物とは何かということをあなたに教えてくれるだろう。