朝井リョウさんの最新作『死にがいを求めて生きているの』はとにかく異色づくしの小説だ。この作品は、1つのテーマを8組9名の作家が時系列ごとに描いていく、類を見ない文芸競作プロジェクト。作り手の立場からすると相当難易度が高そうなこの企画について、本人に詳しく聞いてみた。
最新作『死にがいを求めて生きているの』は、単行本ではあるけれど、単一の物語ではない。この作品のベースには、「日本で起こる『海族』と『山族』の闘い」という1つの壮大なテーマがあって、そのテーマを時代ごとに朝井リョウ氏や伊坂幸太郎氏など8組9名の作家が紡ぐという文芸競作プロジェクトなのだ。「この“難しい”プロジェクトのオファーをよくぞ受けたなあ」と思っていたのだけれど、当の朝井さんは意外にも前向きだった。
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