地上波の情報番組やネットニュースでもじゅうぶん面白いし、話の種にもなる。だが、あらゆる人・モノが集まる東京で暮らすなら、世界の先端カルチャーや、ちょっとヤバめなネタのヒキダシも増やしておきたいところ。そこで使えるのがNetflixオリジナルシリーズの「世界の“バズる”情報局」。20分でスマートに情報をキャッチしよう!
老若男女を問わず、話がうまい人はモテる。もちろん話術も大事だが、まず何よりも話題がないと、文字通り“話”にならない。今回紹介する「世界の“バズる”情報局」は、一風変わった角度から切り込んだネタのインプットにぴったりだと、ぴんこ氏は言う。
「ポイントはいろいろあるけど、まず何がいいって、明日の飲み会のネタにできること。“半歩先を行く”感じがすごい絶妙なの」(ぴんこ)
「世界の“バズる”情報局」は、アメリカのBuzzFeed Newsがプロデュースした、Netflix限定のオリジナルドキュメンタリー作品。今年の8月に配信開始したばかりと、比較的新しい。クセの強いレポーターが多いことで知られるBuzzFeed News編集チームが、海外の流行やバズっているテーマを拾って、深掘りしていくのだ。
扱うテーマは幅広い。たとえば動画ジャンルのひとつとして世界で爆発的に流行っている「ASMR」(聴覚や視覚を刺激することで、心地よく身体がゾクッとする反応)。ときにはトランスジェンダーや、常習者向けのドラッグ摂取施設についてなど、トガったものが中心だ。
「地上波の情報番組だと、まだ早いから、あるいはディープだからNGになってしまうようなネタ。あとは若者のなかでも、よっぽど世界のトレンドをチェックしている人じゃないと知らないような最新情報。このへんのテーマ選定がちょうどいい!」
すでに一回バズっているので、“一歩先”ではなく、“半歩先”。確かに、キテレツだけどやりすぎてない感じが、飲みの席でウケそうだ。
面白いネタが仕入れられるのは分かった。でも、こういうインプット系は、見るのにけっこう体力が必要。休日にまとめてガッツリ見るのがいいのかもしれない。
「と思うかもしれないけど、そんなに気合を入れなくても大丈夫。政治・経済の話じゃなくてカルチャー系、しかもサブカル寄りだから、“意識高い”感じはあまりしないかな。時間も20分弱くらいだし、平日夜でも気軽に見られるよ」
テーマはそれなりに深いが、自分で考えさせられる場面は少なく、BuzzFeed Newsのレポーターが社会情勢を踏まえたジャーナリズム的考察をしてくれる。仕事から帰ってきたあと、夜のニュース番組で一般常識を頭に入れて、その後でも脳のスペックを酷使することなくサクッと見ることができるのだ。
「週末に飲み会があるときは本当におすすめ。これを見て、次の日の飲み会で語るの、一回やってみて。あとは世界の最先端ネタだから、帰国子女の女子を口説きたいオジサンにもいいかも(笑)」
よっしゃ! 話せるオジサン目指して、いっちょチェックしてみるか。
「でも、女子は自分で楽しむ分にはいいけど、人に語りすぎると引かれちゃうかもしれないから気を付けて」
とのこと。ハマりすぎないように、くれぐれもご注意あれ。
取材・文:中山秀明
コンテンツセレクト:岡野ぴんこ
【世界の“バズる”情報局】
ネット上で流行っているものから、ディープなカルチャーまで、さまざまな話題を扱うBuzzFeed News編集チームの舞台裏に迫るドキュメンタリー。数々の受賞歴を持つ個性的なジャーナリストたちが、レンズを通して各々の“いま”のストーリーを深掘りしていく。
Netflixオリジナルシリーズ『世界の“バズる”情報局』シーズン1~2独占配信中。
https://www.netflix.com/title/80217889
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公式WEB: | https://www.netflix.com/title/80217889 |
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