HOME WELL BEING STAY HOME AND GET READY いつかのためにいまできること 仕事が始まったらできないことを、今はとことんやろう/ヨシダナギ
仕事が始まったらできないことを、今はとことんやろう/ヨシダナギ

VOL.4 仕事が始まったらできないことを、今はとことんやろう/ヨシダナギ

先日発表された写真集も発売延期。それに関連した展示会やイベント出演も軒並みキャンセルという状況のヨシダナギさん。私たち同様、STAYHOMEを続けながら創作活動が出来ない日々が続く。ヨシダナギさんと言えば、弊誌でも特集した「積極的他力本願」がモットー。自分を過信せず、周囲の人たちからの助けをもらいながら自分のやりたいことを実現してきた彼女にとって、外部との密な接触が閉ざされたいま何を思うのか。電話取材にお応えいただいた。

今は、堂々とサボれる時間、と割り切ってみる

島崎:

ご無沙汰してます。いやはや大変ですね。

ヨシダナギ (以下、ヨシダ):

ねー。

島崎:

お仕事、プライベート含めて今、どんな状況でしょうか?

ヨシダ:

2月末からイベント出演などのお仕事が全部キャンセルになりましたね。

島崎:

先日発表された写真集「DRAGQUEEN -No Light , No Queen-」も発売延期ということで。

ヨシダ:

そうなんです。4月21日渋谷西武全館コラボで行う予定だった展示が、8月に延期になっちゃいました。8月もどうなることやらという感じですが…。

島崎:

満を持して発表する作品の発表の場を奪われてしまったということで、心中お察しします。正直、いま、どんな毎日を過ごしていますか。

ヨシダ:

あまり変わっていないですよ。

島崎:

え?(笑)

ヨシダ:

基本的に、仕事も追い込まれなければしたくないんですね(笑)。なので、今、この仕事ができない状況っていうのは、堂々とサボれる時間だと思っていて。

島崎:

そういえば、そうでした。ヨシダさんのメンタル…(笑)。

ヨシダ:

事務所でも堂々とゲームができるので、むしろのびのびしてます(笑)

島崎:

何のゲームですか?

ヨシダ:

「どうぶつの森」を12時間連続でやってます。NINTENDO SWITCHを2台持ちで駆使してやってますよ。デイトレーダーみたい(笑)

島崎:

強靱なメンタルですね(笑)。そんなに楽しいですか?どうぶつの森。

ヨシダ:

いや、すぐに飽きかもしれないですけど、12時間じっくりやるなんて、なかなか出来ないじゃないですか?なので、お母さんと妹を使って、アイテムを交換しながらどんどん成長させて行っています。

島崎:

体調とか、健康面はいかがですか?

ヨシダ:

調子いいです。自炊もし始めましたしね。

島崎:

ナギさんは、この状況に対して特に悲観的ではなさそうですね。

ヨシダ:

私も大変だけど、もっと大変な人もたくさんいると思うんです。私としては、悲観しすぎずこれから死ぬまでの間で、こんな日本を見ることはないと思うので、すごい時に立ち会ったな、という心境です。

コロナ禍で感じること

島崎:

コロナ禍で感じたことはありますか?

ヨシダ:

さすがに、数少ない友達も会う機会が減って、誘えなくなってしまったので……やっぱり友達っていいなって、改めて思いました。会える人がいるのって、すごくいいことだったんだな、って。人とのつながりについて、改めて考えました。

ヨシダ:

ナギさん、そんなに友達いなかったでしたっけ(笑)?

ヨシダ:

友達、10人はいないですね(笑)途切れずに連絡とってるのは2人ぐらいです。
あと、基本的にみんな連絡を取らないんです、仲良くなる方も。なので、この状況になっても、連絡の取り方は変わらないんです。

島崎:

Zoom飲み会とかもしない?

ヨシダ:

やりません(笑)。オンライン飲みも便利だなとは思うんですけど、私は誘われたくない。テレビ電話の距離感が、私はこっぱずかしくって…

島崎:

距離感が難しいですよね。

ヨシダ:

あと、自炊をしているので、たまにスーパーに行くんですけど、そこでお客さんが意味もなく突然キレ始めたりしているのを見て、なんでみんなこんなに殺気立ってるんだろう、って…。なんか怖くなります。

島崎:

世の中全体が不安と焦燥にかられている感じですよね。

ヨシダ:

やっぱり、そんな中で、自分と向き合う時間は増えますよね。

今は、仕事が始まったらできないことをやる

島崎:

活動が再開できるようになったら、どんなアクションを起こしたいですか?

ヨシダ:

一応、いろんな提案はいただいているんです。「コロナが収まったら、こういう企画しましょう」とか。日本を現場とするならば何がいいか、とか考えています。作品はヒーローをテーマにしているんで、いろいろお手伝いできるんじゃないかな、という話は結構あって。

島崎:

そうなんですね。

ヨシダ:

ただ、「今じゃない」っていう現実があるのも事実で。それならサボって力ためた方が有意義かな、って(笑)。動かなければならないっていう強迫観念だけではいいものも生まれないし。

島崎:

そうですね。じっくり休むというのもひとつの選択ですね。

ヨシダ:

長い人生の中で、こういう時期もあるよね。休める時だから割り切って休む、ということもあると思いますよ。

島崎:

このタイミングを変わるチャンスとするか、休むチャンスと考えるか、それぞれ自分のステージによって選択肢はかわりますよね。なによりも、自分の現在位置がわかっていれば、焦ることはない。

ヨシダ:

自粛が明けて、物事が動き出すと、みんながバタバタしだすと思うんです。私の場合は体力がないので。とりあえず今は、仕事が始まったらできないことを、とことんやろうと思ってて。

島崎:

確かにゲームを12時間やる機会は、中々やってこない(笑)。

ヨシダ :

そうですよ。それに、ネットニュースを12時間見るよりも健全だと思います、私は。

島崎:

まったくその通りです。

ヨシダ:

とは言え、まじめに最近は仕事のありがたみを感じます。もう2ヶ月ほど仕事をしていないと、これまで本当に恵まれていたんだなと。

島崎:

では、コロナ禍が収まったらバリバリやっていく感じですね

ヨシダ:

いや、そうでもないんですけどね。

島崎:

あら(笑)。

いつもどおり、「しなやかに、したたかに」生きるヨシダナギさんのSTAY HOME AND GET READY。明日は黒木華さんの近況をお届けする。